miyuu
東京都出身、東京都在住。中学卒業後、単身アメリカのニューヨーク / ボストンへ高校留学。うまく馴染めなかった高校生活の中で、言葉にならない感情を視覚化する手段として絵画と向き合う。
この時期に描いた絵が、マサチューセッツ州のScholastic Art & Writing Awards, Massachusetts Art Regionで4賞を受賞。「表現活動が向いている」と感じた彼女の中で、美術大学に行こうという選択肢が生まれる。
その後、世界トップレベルのアートスクール合計5校に合格(Parsons School of Design, ArtCenter College of Design, Pratt Institute等)。ニューヨーク州の“School of Visual Arts”を選びイラストレーション科を専攻するも、コロナ禍などにより中退せざるを得ない状況に。やり場のない思いに追い立てられるように、生命維持に必要な最低限のこと以外、すべての時間をアート制作に費やす日々が続く。
2022年、多摩美術大学の情報デザイン学科、メディア芸術コースに入学。
平面にとどまらず作品の幅を広げる目的もあり、映像、写真などを多面的に学びながら、あらゆる愛をテーマに作品を制作している。
15歳から20歳まで日本とアメリカを行き来していた彼女は、人種、性別、文化、宗教など、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちと出会ってきた。そしてそれは彼女に、「自身のアイデンティティとは何か」を考えるきっかけを与えてくれた。彼女はこれからも自身と対話し、本能で感じたものをストーリーへと昇華させ続ける。
Exhibitions
2026
多摩美術大学 卒業制作展・大学院修了制作展 、東京、日本
2025
Planet P、多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース3年生学外展、町田パリオ4F、東京、日本
2020
Independent Tokyo、東京ポートシティ竹芝、東京、日本
Projects
2025
焼鳥IPPON⁺ Tokyo(東京、日本)に絵画が8点納入
2024
バグース 銀座店 BAGUS(東京、日本)に絵画が納入
2020
内装プロデュース、8DAYS A WEEK、8HOTEL SHONAN FUJISAWA(神奈川、日本)
Awards
2019
Scholastic Art & Writing Awards, Massachusetts Art Region (アメリカ合衆国、マサチューセッツ州)
Silver Key 1つ、Honorable Mention 3つ受賞
Education
2022-2026
多摩美術大学美術学部情報デザイン学科メディア芸術コース(日本、東京)
2019-2020
School of Visual Arts イラストレーション科(アメリカ合衆国、ニューヨーク州)
Story
“私はどうして人と違うんだろう” “私は誰なんだろう”
昔から変わり者と言われることが多かった私は、物心がついてからずっと、生きづらさを感じていました。留学を決めたのは、その状況を変えたかったからです。
誤解を恐れずに言えば、日本はどうしても同調圧力が強い傾向にあります。人との違いが、個性として認められづらい。
別の国に行けば、自分が何者か知れるのではないか。そんな期待もありました。
でもそれは、甘い考えでした。
私はアメリカに行ってもうまく居場所を見つけられず、孤独を感じ、理由もなく涙が出る日々の中で、幼少期から趣味だった絵画に救いを求めました。
心の痛みを絵として視覚化すると、「自分はこうだから苦しい」と考えがクリアになるのです。私は自分を救うためだけに、ひたすら描き続けました。
しかしどれだけ描いても、根本的な解決にはなりません。それはおそらく心のどこかで、自分が誰かから認められることを期待し、自己肯定感や評価軸を他人に委ねてしまっていたからです。世界には、都合よく救ってくれる王子様も、助けてくれる魔法使いもいない。結局、本当に自分を認めてあげられるのは自分だけなのです。
“居場所が見つけられないのなら、自分で作れば良い”
そう思いました。孤独から抜け出そうとするのではなく、愛せば良いのだと。そうすれば孤独でも怖くないし、愛を諦める必要もない。
そこから、愛の世界を表現する現在の作風が生まれました。
女体モチーフの作品が多いのは、「私の体は宇宙で、何でも産み出すことができる」と未来への希望を表現するため。昔、妊婦さんのお腹を触った時、「胎内は宇宙だ」と強烈なインスピレーションを受けました。
裸なのは、属性や所有物にばかり価値があるという概念を晴らしたいから。それらで一概に決めつけてしまう行為は、人の視力を奪います。容姿、学歴、仕事、金、富、名声、能力。そんなものに惑わされず、自信に満ち溢れている絵の中の彼らは、ある意味私の理想なのです。
ありのままの自分に、恥じらいなどない。
そして、すべての絵のテーマに愛が含まれているのは、あなたが愛に満ち溢れてほしいからです。
私は、私のように疎外感を持つ人の居場所を、アートで作り出したい。
あなたはもしかして一人かもしれない。でもそれは、恥じることじゃない。愛を諦めないでほしい。
私が絵に救いを求めたあの頃、欲しかった言葉は、「あなたは一人じゃないよ」ではありませんでした。
「一人でも大丈夫だったじゃん、生きてこれたじゃん」そう言って欲しかった。
だから私はあなたに、そう言います。
私の作品があなたの居場所に、心の拠り所になれれば嬉しく思います。